冬眠1日目


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10年振りにスノボをしました。この歳になって両親に福島に連れられています。

 

最初の10mは滑った距離より転んだ距離の方が長かったっすね。これでも10年前はきちんと滑れたので自分自身のギャップに苦しみました。なんかポケモンでも同じようなことしてる。

転ぶの周りの笑い声とかが自分に向けてるかのように聞こえてくるんですよね。なんかポケモンでも同じようなことしてる。

でもスノボは初心者だからそこまで、って訳でもなくて昔はそれなりに滑れたわけだからやっぱり精神的に来るものがありました。

 

とはいえここで終わってもしょーもないのでとにかく我武者羅に滑ることに(当然滑れない)。でも一向に上手くならないんですよね。結構焦りました。

流石に坂道をゴロゴロしてるのは他の人に迷惑なので脇道の平坦なところに行きました。マジで人間が居なくて、誰にもみられないところです。きちんとコース設定はされてるから違反行為とかでは無いですね。

で、マジで傾斜2°とかなのに転ぶんすよ。てかそもそも速度を失ったら右足をボードから外してバタバタ歩かないと行けない始末。控えめに言って後悔しました。

でも少しだけ傾斜がついたところに来たので今度こそ滑るぞーってなったらスピードも出始めてきました。右側に寄った時に左に切り替えせなくて(初心者あるある)そのまま積もってる雪に突っ込んだ訳です。

 

その日一番の速度で突っ込んだんですけど、積もったばかりの雪って本当に柔らかくて、痛くは無かったです。

で、周りに人が居なくて特に恥ずかしくも無ければ辺りが本当に静かなことに気付きました。「雪が落ちる音」が聞こえてくるくらいです。

その時初めて天気が晴れてることに気付いて、山からの景色も良くて、そもそも自分が雪山にいるという事実すら忘れていました。あぁ、余裕が無いってこういうことなんだなと。

 

ここ数年くらい、本当にポケモンと自己ブランディングと大会のことしか考えてなくて、他に考えてることといえば彼女のことくらいなんですけど、なんか、なんて言うんですかね。もっと周りを見ろよって言われた気がしました。

自分が今いる景色からは何が見えるんでしょうか。