ポケモンを教えるにあたって難しい部分

・構築の組み方

ポケモンというゲームを抽象的に理解しないといけない部分で、やってる人はその時代の、環境の構築を組むことはできるけど、「まぁこんな感じで組めば構築にはなる」っていう部分を言語化して構築を組んでいる人ってあんまりいないと思う。
別にそんな周りくどいことをしなくても構築って組めてしまうので。僕なんかは抽象的な考え方を使って構築を組んでいるけどそれが強いかどうかも怪しい。でも具体例を教えるだけでは自分のコピーしか生まれないのが難しいよねってなる。

教えるとか教育の本質って自分を超えてもらうことにあると思ってて、僕が所属してる窓に新規の人とか入ってきた時は毎回うざったい感じで俺を超えてくれなwって声を掛けてるけどこれが1番の本心かも。一番ハードルが低い目標。

・役割集中

物理ポケモン2匹で物理受けを突破するとかそういう考え方。ポケモン初心者がまずたどり着くポケモンの勝ち方って有利なサイクルを回してダメージレースに勝利するか(霊獣ランドロス+ナットレイorドヒドイデ+ポリゴン2)、霊獣ランドロスの草結びでラグヌオーにEZとって勝つとかそういうのが多め。

前者のダメージレースでの勝ち方は構築相性が五分か微不利な時点で自分より上手い人には絶対勝てないし、後者の勝ち方は具体的に勝つから発想が生まれること自体に再現性を伴いにくいから(えがかさんとかはこれがめっちゃ上手い)、役割集中とか対面選出とかでの勝ち方を言語化して伝えられないといけないよな〜ってのが持論。

くろこさんとかサックーさんとか、サイクルで勝ちに行ってるのだけど、このレベルに到達するのって本当に色々触った上で自分の中の理論を組み上げて成立するものだから教えるのが難しい部分、あるいは僕自身が言語化できていない部分だと思う。俗に言うポケモン強者が「ポケモン教えてくれ〜w」って言ってる部分はここ。自分で掴み取らないといけない部分であるので教えるのは無理だと思う。

ちなみにこれをめちゃくちゃ簡単?にやる方法があって、それがマイナーポケモンを使うこと。そのポケモンを使うゲームであればゲームの理解度が簡単に相手を超えるので、例えばアブリボンで相手を処しまくるとか、昔の僕みたいにラティオスハッサムを並べて相手からの理解を得られにくいサイクルとか詰ませを狙ったりとか、こういうのはポケモンで楽しく勝てるので(努力という費用に対する効果が大きい)一定数いるとは思う。でもポケモン自体のパワーが無いから本当に勝ちたい試合で勝てないってなったりする。まあでもテキトーなラインまで勝てればおっけーですって言うなら一番適してる方法だとも思う。

 

僕自身ずっとポケモンの教え方みたいなのを考えていて、その理由としては「実況・解説」がその試合を説明することであって、視聴者にポケモンを教える行為にかなり近しい行為だから。

この試合を理解する上で「ここが大事かな?」って思った箇所を取り上げて、解説に振る、解説にその要点を説明してもらう。とはいえそればっかりだとなんか微妙な感じになるのでうまく演出とか取り入れるのだけど、いや〜〜〜ここが難しくてな〜〜〜〜。

 

まあなんか色々考えてます。過去のポケモンマンが自分のポケモン論を言語化したブログとかって無数にあるのでそれを見つけて教えてあげたり、自分の中にあるのを伝えたり具体例に落とし込んで提示してあげられるかどうかじゃないっすか。