学生のうちにやるべきこと

自分のコンテンツと呼べるものを作ること

いわばゲーマーというのはどこまで行っても消費者であってコンテンツを受容する側でしかない。学生という身分も先生や教授、その他何者かによる何かを享受するだけでしかない。

社会人になるとお金を稼ぐ、つまりは自分で何かを生み出して価値を創造するという工程が「当然」になる。これが「お金を稼ぐ」ということ。

それが人によっては保全だったりもする。お金は貰うものじゃなくて稼ぐ物。

社会人になるときの一番のギャップはここだと思っていて、正直コンテンツを受け取る側に個性はいらない。それをどう活かすか、自分の中でどうやって成長させるかは個性やその人の努力が必要ではる。完全に教える側の都合で行くと教えることがゴールだからおとなしくしろだの黙って聞けだのの発言が出てくる。

もちろん学生のうちにできることは限られている。とはいえ、全員にコンテンツを持つ権利があるし、当然発信する権利もある。そして社会人になるとそれは半ば義務になる。

一応ポケモン勢のブログなのでここからはポケモン勢に向けて話すのだけど、ポケモン勢は皆自分のブログを持っていてこれは一つのコンテンツとして成立している。ではそれでいいかと言われたら正直足りない部分があると思っていて、そもそも「みんながやっていること」自体に価値が付くのは難しい。希少だから、大変だから、みんながやるのには難しいから「価値」が生まれるから。

だから構築記事も「構築記事」に価値があるのではなく、その構築が強かったり、みんなが憧れる人が書いたり、なんらかのデータベースとして貴重だったり、考察が優れていたり、文章や構成が面白いからその大きさによって価値が生まれるのである。

 

とはいえいきなり自分のコンテンツを持てと言われてもめちゃくちゃ難しいと思う。大会を主催・運営しようにも何をすればいいかは不透明だとは思うし、Youtubeやりますって言ってもパソコンとキャプチャーボードがって話になるわけで。

と、いうわけで、学生のうちに一番やるべきことはなんですかという話にもなってくるのでそのアドバイス

 

・まずは友達をたくさん作ること
友達は勝手には作られない。かならず自分から声をかけるか、自分が何か相手にとって都合のいい物を持っていないと自分に注目してくれる人は現れない。
友達に限らず、人間関係を最小まで分解すると究極は「自分にメリットがあるかどうか」だと思っていて、それが「たかきおすはごはんを食べさせてくれるから」とか、「一緒にいて楽しいから」みたいな理由になってくるとは思う。
そもそも人間の感情全てを言語化するのは難しい話なので「なんとなく」でも成立する話でもある。

価値というものは「他者によって定められる物」なので、自分という人間を評価してくれる人間を増やす、つまりは「友達を増やすというのは『自分がコンテンツを作った際に評価してくれる人間』を増やす」ということになる。
「評価する」というのも、大会や企画なら参加するとか、動画なら見てくれるかとか、そういう物も該当する。とにかく、「自分を誰かに認識してもらっている状態」を作り出すのが大事。

友達って何???って人のために例を挙げておくと、「配信者にスパチャを投げて構ってもらう」のは友達ではない。「ランクバトルで当たった後に、お前あそこ避けんな馬鹿って言える」のは友達。

 

コンテンツをもし作るとなったときに沢山の人に味方してもらえる状態を作ろう、ということです。

ここだけの話友達がたくさんいると、彼女ができやすくなったり転職先が見つかったりします。友達の種類にもよるんですけどね。でも「ポケ勢だからダメ」って事ではないと思いますよ。

 

・友達の作り方
まずは何か企画や大会に参加すること。ランクバトルは相手が匿名のケースがあったり認識できないケースがあるから難しいけど、企画や大会は相手を認識できる状況にある。もちろん対戦が終わった後にすぐ会話をするのは次の対戦があったりして忙しかったりするのだけど、「オフレポ」なんかはめちゃくちゃ良い例だと考えていて、自分が対戦した人、関わった人の名前をきちんと挙げることで「相手に対して自分はあなたを認識していますよ」という意思表示を行える。まずは自分から相手に対して「あなたを認識しています」と発信してそこに対するリアクションをくれた人と話が弾むと友達になったりするかも。しれない。運げ。

あとはわざわざブログを書かなくてもTwitterで十分。〇〇に参加しました~めっちゃ楽しかった!ってツイートするだけでもいい。

一番注意しないといけないのはマイナスな情報や攻撃的な情報を書かないこと。借金として膨れ上がっていつか返ってきます。

 

・とはいえなんか恥ずかしい人へ

友達が欲しいという気分では無いし~みたいなアレならじゃあ早速自分のコンテンツを持ってみましょう
やり方はいくらでも探せば乗ってます。別に発信形態によっては視聴者に構う必要はありません。自分がかっこいいと思ったもの、自分がこれが正解だと思ったものをひたすら追求するだけです。

毎日ツイキャスで一時間ランクバトルをする。とかでも全然いいと思います。しゃべらなくてもアニソンとか何か自分が好きな音楽を流すだけでもいいと思いますよ。昔は結構あったんですけどね。

 

・強さで売名することについて
「何か自分のコンテンツを作ろう」という時に一番苦労するのが「発信力」なのは感じることがあるとは思う。じゃあその発信力を補うために何がいいかってなったときに「ランクバトルでの強さ」はめちゃくちゃ安直というか、むしろ危険というか、過大評価されがちだとは思う。
極論をいうと最終1位を一回とったところでくろこさんはそれを何回もやっているし、最終二桁の人間は毎月100人分の席がある。前述の通り、その母数が多ければそれその物に価値は生まれにくい。
もっと身近な例を出せば僕なんかは界隈内にはそこそこ名前が広まってると思っていて、規模もそこらへんの最終一桁順位を取った人よりも大きいケースだってあったりする。
じゃあポケモンが強いですか?と聞かれたら別に僕より強い人はいくらでもいるし、成績を残している人もたくさんいる。これでも僕の方がコンテンツとして大きいのは「対戦以外の発信力」を持っているから。

実際「強いだけ」ではYoutubeは伸びない。くろこさんが伸びるのには理由があるし、新しく始める誰かが伸びないのにも理由はある。別にそれは強さではないし、弱いからでもない。単純に「何人の人に興味を持ってもらっていますか?」という話なだけなのでそれと強さを結び付けるには「強さと発信力を結び付ける方法」が必要になる。

僕の場合はもともと「大会」というコンテンツを持っていて、大会に「ガチ勢からの信用」を持たせたいから対戦で結果を出した。それが結果として大会の発信につながったのだけど、こういった「強さ」と「何か」のかけ合わせが重要になってくるので、「何かやりたいけど弱いから...」というのは怪しくて、きちんと掛け合わせる要素を持っていないと自分のコンテンツを伸ばすことは難しい。

じゃあみんなどうしてるかっていうと最初は友達に応援されて始まったりってなるわけっすね。

 

逆に自分が応援する側になったり、何かに誘われたりってことももちろんあります。自分でコンテンツを持つのも重要ですが、たくさん友達を作るのも大事ですよっていう話でした。