レギュレーションの最適解、結局何が良いかは神しか知らないので探り探りやっていくしかなくて、体感構築2つ用意させてうんたら〜が万事解決できそうな雰囲気あるけど準備だるいから参加者数確保できませんとか、そもそも構築ふたつも作れねーよとかライブ大会の仕様に阻まれたりとか全てが取捨選択。
— きおす / Kios (@LK1oS) 2022年1月11日
まずTwitterというツールにおいてリプライをツリーするの世界一センス無いと思ったので二度とやりません。裏ではやりますけど。
長いです。ただレギュレーションに真面目に論議したいなら全部読む価値があると思います。ウソ、理解する価値はあると思います。
後で議論する時にすぐに言葉を出すためのメモ書きみたいな書き方をしてるので多分めっちゃ読みにくいと思うすまんこ
僕のスタンスを知りたい人は最後の結論だけ読めばいいです。
このツイートに関しては一回過去にOutRAGEというオフ大会の運営をしたことがあるのだけど、簡単に言うと構築2つ使ってBO3をやろーねっていうオフ。
ポケモンシングルBO3対戦オフ会
— OutRAGE公式 (@OutRAGE_BO3) 2019年3月9日
「OutRAGE VOL.1」開催決定https://t.co/NiNadNUwfK
開催日 : 2019年5月2日(木)
会場 : 東京都足立区勤労福祉会館
ルール : シングル63(BO3)
大会形式 : スイスドロー
定員 : 128名
・主催
でんそん
・運営
いろは
カラー
きのどく
しぃ
じる
たかきおす
滝沢 pic.twitter.com/436aI9M59C
このオフ大会自体は申請自体はめっちゃきて最終的にも100人を超える規模でやれたのでかなり成功の部類、という訳でもなく、実は予選抜けラインでかなり物議を醸していたりとかもしてて結構課題が残ってるオフだと思ってたのだけど(個人的に)、まあなんかおもろいと言えばおもろかったり運営が信用足る人間だったのと(自分で言う)、この翌日に200人規模のオフ大会があったこともあって結構良い感じの盛り上がりを見せてくれた感じです。
で、この後に結構いろんな特殊レギュのルールが開かれた訳なのだけど、そのどれもがなんかあんまり人の集まり自体は良くなかったっぽいのでやっぱり特殊レギュレーションって難しいんだな~としみじみ感じました。
とはいえじゃあこのOutRAGEが神レギュレーションだったのかと言われたらそれは早計だと思っていて、レギュレーションじゃなくて何かこう別の力が大きかったんじゃないかなとかは正直思うところがある。
と、そんな感じで「オタクが考えた特殊レギュレーション」って上手く行くケースがめちゃくちゃ少ないというか国家規模で失敗してる例も僕は知っているので基本的に不可能だと思っていて、やっぱりここって如何に普段やってるゲームに近いかが重要なのかなと。だから葉桜杯とか、いろんな人に参加して欲しい対戦イベントはランクマ準拠でやったりもしてるみたいな話になってきます。
さて、ここでレギュレーションには2区分あります。
・ゲームのレギュ
例えばシングルorダブル、伝説ありor無し、ダイマありor無し、何世代?
・形式のレギュ
シングルイリミ、ダブルイリミ、予選グループ、スイスドロー
基本的にレギュレーションを考える時にはゲームのレギュ→形式の順で考える事が多いです(なんとなくわかりそう)
で、これらを決めるには開く大会の理念やターゲット層というのが重要になってくるという訳です。一旦例を出します。
・BattleFrontier
192人規模 7世代シングル(現行ルール)
予選スイスドローBO1 決勝トーナメントBO1
開催動機 馬鹿カッコいいオフをやりたかった
当時スイスドローのオフをやるのって結構難しいところがあって、それだけでなんかすごい感じを出せていたのだけど、当時集めた運営のキャパシティ的にやれたのでとにかく界隈で一番話題性に富むオフをやろう見たいな話しだった気がする。
スイスドローの何が凄いかを話すのは時間がかかるのでまあ置いといて、決勝トーナメントBO1の理由は当時にはそのノウハウしかなかったから。それ以外はまあみんなが普段慣れ親しんでいるのがレートであって、それに準じたレギュレーションがこれだったみたいな話になってくる。だからこういうレギュレーションにした。
次は葉桜杯のオフ
・葉桜杯-秋の陣-
48人規模 8世代シングル竜王戦(現行ルール)
予選スイスドローBO1 決勝トーナメントBO3
開催動機 葉桜杯レギュレーションでのオフ大会をやりたかった
そもそも葉桜杯レギュレーションが何かという話になるのだけど。
葉桜レギュ:仲間大会orスイスドローBO1→決勝トナメBO3
でこのレギュレーションを設定している意味って割と曖昧だと思われても仕方が無くて、僕と僕が普段から仲良くしてるポケモン強つよマン数名と一緒に大会運営をよくしてる人と色々話し合って、しばらくはこのレギュレーションを推して行っても良いのかなー?みたいな感じだったりもする。
とは言え葉桜杯黎明期ってとにかく色んな人にフィードバックとかもらったり、なんならスポンジさんや塩麹さんや8lu君と今後どういう方針で葉桜杯を伸ばしていくのがコミュニティの総意に近くなるかね~~~って話をしてそれをコミュニティの意見として運営に持ち帰ったり、その影響で葉桜杯のレギュレーションが何度も変わったりした背景がある。つまりは葉桜レギュ自体がコミュニティの一意見だったりもする。
レギュレーションとは基本的に「取捨選択」の話になりがちで、とあるルールを採用するとそれに関するメリットとデメリットがあったり、時間の都合で予選をBO1でやらざるを得なかったりする。
サイクル(受け?)強いのかなーとは思うけど、案外ラプラスホルードとか、スイクンで零度撃ったりとかが勝ったりするシーンがあるのでもうちょい様子見させてというBO3推し的意見と、まあ言うて発展途上の文化だしって言いながら色んなレギュレーション楽しもうっていうダブスタでも良いとは思う。
— きおす / Kios (@LK1oS) 2022年1月11日
葉桜杯をやりはじめてそろそろ2年で、BO3はランクマより受け構築がちょっと強いかな〜という気持ちは否めなくもないけど、なんやかんや色々見てるし、現状そこまで多様性も否定してる気もしないけど、こういうのって意見がたくさん出てそれを吟味する工程が重要だと思うのでみんなどんどん発言してね。
— きおす / Kios (@LK1oS) 2022年1月11日
別に葉桜レギュレーションが完全だとは思ってなくて、正味予選と本戦でBO1とBO3でレギュレーションが違ったりもするからそれって競技的にどーなんすかって突っ込まれたら、「まぁ...このコミュニティで2日制のイベントが浸透してないからちょっとやる勇気がありません...」みたいな話にもなる。
だから持ってきてもらう構築に関しては「予選はBO1で本戦はBO3で戦える構築でヨロw」という要求を参加者にしている事になる。
ではこの要求がダメかって言われたらそんなことは無いと思っていて、これが葉桜杯というか僕が現時点で提供できる最大限の答えだったりもする。もちろん改善の余地はあるかもしれないけど、とはいえ様々な要素が絡み合ってここに落ち着いたりもしている。
加えて、葉桜杯が他のオフ大会の指標になる可能性を考慮した物でもある。葉桜レギュレーション自体が他の大会に流用しやすいシステムなのでそのまま使ってもらっても良いし、何か付け足しやすかったり、自分好みにアレンジしやすい形態、つまりは参加者視点で分かりやすいようにシンプルなレギュレーションを設定している。
現状BO3レギュレーションでやってる大会のルールが変わるのが目標じゃなくて、新しくできるものが既存のシステムを疑った上でそれを選択してるかが重要。
— きおす / Kios (@LK1oS) 2022年1月11日
何も考えないで選択したBO3と、実はBO1とか何か違うルールでも良いんじゃないかなって考えた上でのBO3は残るものが全く違うので。完。
とはいえ、初めて対戦イベントやりますって時にレギュレーションに対してここまで深く考えるのって結構しんどくて、「そもそも何すればいいんすかw」みたいなときに拠り所になるレギュレーションがあれば良いなと思ってこの葉桜杯レギュレーションを設定したっていう個人的策略もあったりするので、本当に何も分からないなら葉桜レギュをそのまま流用してもらってもおっけぃ~みたいなノリだったりもする。
仮にも毎回200人以上の方々に参加してもらってるレギュレーションでもあるし、これでも有識者でそこそこ話し合った結果生まれたレギュレーションでもあるのでそのまま採用してもらっても大丈夫なつもりで組んでいます。
支持されるレギュレーションってコミュニティの財産だと思うんですよね。
とは言え本戦BO1が嫌いなんですっていう主張をしているわけでは決してなくて、BO3に比べてBO1の利点もたくさんあるし、なんなら予選はBO1ですし。
・一発芸とか
BO1だと一発芸で勝てるから~~~みたいな意見を結構見るのだけど個人的に疑問に思うのがここで、せっかく自分で考えた物を「一発芸」って勝手に決めつけちゃうのって勿体なくないですかという話。
結局一発芸が強いか弱いかは知らんけど僕は水Zゲッコウガとビルドランドは使い始めた当初一発芸ポケモンだと思ってたし、スカーフミミッキュも金縛りドラパルトも汎用性が高い良い性能のポケモンだと思ってる。
結局それが一発芸で終わるかどうかと言うのはそのゲームが終わって見なければ分からないし、7世代のカビゴンみたいに強さが理解されるまでに時間を要するポケモンだっている。
レギュレーションによって強い構築が違うって言うのは割とポケモンというゲームあるあるな気もするので、まぁ競技化が難しい部分でもあって面白い部分でもある。
・結論
僕はオフ大会って別にオフ勢の遊び場では無いと思っていて、本気で戦って勝ちたいっていうプレイヤーの感情と、その上で勝利したプレイヤーを称えるために色々考えている部分が大きいです。レギュレーションはそのための手段でしかないです。
意図に沿ったレギュレーションが組まれているかどうか、が重要だと思います。
メモ帳
イベントの多様性とか競争とかと切り離してはいけない部分だけど、あえて切り離しちゃいました。むずいんよなこういう話。