じぇねぽけ!企画意図

人選を先に見た方が良いかも(一個前の記事)

 

企画段階である程度凄い人に声を掛けないとコンセプトは達成できないと踏んでいたのでそれを前提にスポンジさんと企画を詰めていました。2人で話してて思うけど本当にお互いに身の丈を弁えないし失敗上等でガンガン進むタイプなので非常に危ない。スポンジさんは体感凹むし、僕は凹む代わりに目を背けて無かったことにするのでどっちも人として厄介かも。ちなみに僕はスポンジさん大好きです。

 

それはさておき、くろこさんが関わる時点である程度規模が大きくなることは予想出来ました。で、あれば多くの視聴者をコントロールする必要があります。ここに関してはスポンジさんと問題共有ができていた気がします。

そして今回の中心プラットフォームがYouTubeであること。これまでの実況者大会は多少なりともニコニコ動画の文化を取り入れた物が多かった気がしますが、今回はそれらを全部無視して全く新しい物を作り上げます。

ここに関しては結構反発を買うかなーって思ってたのですが、アシキさんはYouTubeで高頻度で投稿していたり、結果としてあみゅさんにはYouTubeに寄せてるというコンセプトを感じ取って頂けたみたいで(スポンジさんの気遣いがあったかもしれないけど不明)、ここに関して問題が無かったのは嬉しかったです。

くろこさん、スーさん、バンビー、倉本さんに関しては恐らく問題なし。スポンジさんのやりたいことはまた別にあるみたいですが今回は僕が持ちかけた企画ということで僕の意図に寄せてもらいました。ここが一番のワガママだったかも。

さて、YouTube全振りの実況者大会を作ります。

まずは視聴者のコントロールですがYouTubeでシリーズ系を投稿しても余程面白いシリーズか投稿者に人気が無ければそれらを追うことは無いと考えました。これは何となく肌で感じていたことであって、根拠は無いです。

次に視聴者に「大会」を楽しんでもらうこと。これはバンビーのチャンネルを見てもらえれば分かりますが「大会」を題材にした動画は一般層には届きにくい、つまりは「再生数が落ちる」傾向にあります。

つまりはYouTube視聴者層はポケモンの単体考察>大会動画であって「そもそも大会動画の需要が無い」という状態です。(無いということは無いと思うけど)

そうであれば少なからず「大会っておもしろいじゃん?」、「今後もこういう企画増えると良いよね」と言ったコメント、つまりは「大会に対する需要」を作る必要があると考えました。

「大会に対する需要」が高まれば自然と対戦ガチ勢の「大会」の需要、視聴者が「プレイヤーの本気」にエンタメを感じるようになればFrontierや僕が普段運営してる葉桜杯の需要にも少なからず繋がると考えて制作します。

ですから視聴者に「大会」を意識させる必要があります。ただ言ってしまえば「大会」はそれぞれが繋がる「シリーズ物」であり視聴者が追うには大変です。

これを解決しようとしたのが生放送企画のミラクルヘヴンですが、やはり動画の方が多くの層にアクセスできるとミラクルヘヴンをやって思ったので、今回は「視聴者が追える大会」を意識してデザインしました。

これは以前ソ連で行われた実験ですが、拷問を行う際に拷問時間を伝えずに拷問を行った場合と、拷問時間を伝えて拷問を行った場合。拷問時間を伝えた方が拷問を受ける人間は失神せずに済んだそうです(時間決まってるなら失神した方が良くね?)

それはさておき、まずは初日の段階で投稿期間を視聴者に伝えます。当初は2日でしたが対戦時間を踏まえると動画が長くなるので妥協で3日、それでも3日なら視聴者はついてこられると踏んで3日間を設定しました。

でも雰囲気4日は行けそう。どうだろ。

加えて何か大きな一つのテーマが必要でした。ただこれは分かりやすい縛りである「世代統一」を頼ることにしました。偶然にも8人8世代です。すごい。

あとはこれは企画をやる人しか分かりませんが「対戦ガチ勢」が10パートナーズを組んで対戦をするも何が起きるか。実は全員似たようなメンツになります。良く考えれば当然ですよね。ランクマはランクマとはいえ各種対戦レギュレーションの公倍数ですし、ランクマガチ勢が10パートナーズを組むと自然とメンツは似てきます。

ですから参加者に色を持たせる必要がありますが、かと言って妥協したメンツを選んでしまっては「ガチ勢」というコンセプトが崩壊します。ここで便利なシステムがドラフトです。

ドラフトであればメンツは絶対に被りませんし、視聴者は詳しい仕組みを知らなくても何となくで見られます(追いやすくなる)

対戦毎に色が出やすくなったり、ダグトリオで一喜一憂するくろこさんを見られたりします。

ここまでで

・3日間

・世代統一戦

・ドラフト

まで企画の軸を決めました。あとは話題性ですが幸いにも参加者が凄くなったのと、ここまで分かりやすいコンセプトを設定出来ればある程度は波及できると踏んでこれをベースに大会を制作しました。

結果はこれからコメント欄とか、再生数を見て調べようと思います。ただ現状だと、

バンビーのチャンネルでは再生数を稼げてはいない

アシキさんのチャンネルではいつもより回ってる

僕はインフレが起きてて草

スポンジさんはインフレどころでは無い

くろこさんとスーさんは平常運転

と、本人のブランディングが大きく関わってきそうだなという意外な発見が生まれました。もちろんそれはある程度予想はしてたんですけどちょっと予想以上に数字として顕著に出たのでビックリです。バンビーのチャンネルで再生数回すのは目標だったのでそこを達成できなかったのは悔しいですが流石にそこまで世論や需要を変えることは出来ませんでした。ぐぬぬ。ここは流石に積み重ねかな〜と再認識しました。

あとは僕が出演した動画が軒並み伸びてないのは本当に僕のせいだから本当に申し訳ないです。いつか償えるように頑張ります。人としての魅力が足りてないです。

 

とりあえずここまで話せばスポンジさんの後語り込で企画概要と意図が何となく見えてくると思います。

企画をやるって結構難しくて、実際今回のじぇねぽけ!が成功したかと言われたら反響はとても大きかったですが、一番の目標だった「需要を作る」に関しては達成出来ていないかもしれません。そもそももっと伸びる企画が出来たかもしれませんし、長期間視聴者をコントロールする方法もあったかもしれません。

 

果たしてこれで良かったのか、これは僕の今後の行動次第でもあるので、「あの時のじぇねぽけ!があったから」と言えれば良いですね。