不定形

同じ考えの人を探す回

構築を組む時は初めに理想の動きを考えるらしいが最近これを嫌うようになった。

7世代の頃は全ての対戦はシミュレーションの上で成り立たせることが正義と論じていたが今回はその逆。対戦中のアドリブを意図的に増やした方が総合的に勝てるのではないかということ。当時の言動を知ってる人からしたらふざけるなと言われそうだが許して欲しい。

ポケモンには強いポケモンと弱いポケモンが居て、それらによって想定した場面と想定していない場面が存在する。

ポケモンにおける確定要素(タイプ、ダイマックス権、その他数値)のみを想定し他のポケモンの動きやプレイヤーの選択は構築段階で明確に考えない方針で構築を組む。

・そもそもの話

理論無しに勝てるのであれば理論は必要ない。芸術点が無いゲームであるため勝ちは勝ちだし負けは負け。ただし負けは自分のポイントが減るためこれは改善する必要がある。

ここで初めて理論が必要、つまりは「負ける並びに対する戦術が必要」ということになる。ただやっても負けてしまうのであれば何らかの手筈を用意してそれを勝ちに転換させてやる必要がある。つまりは「負ける並びに対する構築」が必要。

ポケモンシングルバトルは6匹の内3匹しか選出しない。つまりは3匹で全ての並びに勝てるのであれば他の3匹は必要としない。

勿論そんなことは到底難しいため「強い3~4匹」+「前者では勝てない並びに対する解答」という構築の組み方をすれば良い。これで理論上全ての構築に勝てる。

では「強い3~4匹」はどのように構築を組むのか。これは自分が直感で強いと思ったポケモンポケモンHOME、葉桜杯のランキングを見て上位にいるポケモンが強いポケモン。強いポケモンはたくさん使われるからである(例:エースバーン、サンダー、ランドロスミミッキュ

こういった上位のポケモンは強い。勿論その上位に強いポケモンは居るが「強いに強いポケモン」はまた別の「強いポケモン」に勝てない。

強いポケモン←強いに強いポケモン←強いに強いポケモンに強いポケモン

という流れができる。では「強いポケモン」と「強いに強いポケモンに強いポケモン」はどちらが強いか。勿論強いポケモンである。

強いポケモンは対応範囲、型の多さ、自身の数値、強力な特性等により他のポケモンより勝っているから採用される。つまりは強いポケモンを採用するだけで「弱いポケモン」には勝ちやすくなる。

強いポケモンは想定していない盤面でも強い。ただし強いに強いポケモンは「強いポケモン」がいなければ活躍ができない、言わば「想定した盤面でのみ」強いポケモンである。

 

話を戻す。構築軸、「強い3-4匹」は「強いに強いポケモン」ではなく「強いポケモン」を採用する。これだけで多くの弱いポケモンには勝てる。強いポケモンの強い型を採用すれば弱いポケモンには勝てる。

 

次、相手が強いポケモンを採用している場合。例えばサンダーVSサンダー、エースバーンVSエースバーンなどである。強いポケモンを採用する際はこの場合を考えて採用しなければ相手の強いポケモンに負けてしまう。

かと言って強いポケモンを想定「しすぎた」ポケモンは結局のところ「強いに強いポケモン」であるため、汎用性が高く、強いポケモンに不利を取りにくい型を選択する。

例えばHBサンダーは相手のサンダーの下を取るし特防方面に振っていなかったり怪電波を採用していなければ相手のサンダーに押されてしまう。これはサンダーに弱いサンダーなので採用を避ける。

CS珠サンダーはスカーフ以外のサンダーの上を取れる。つまりは展開次第で全てのサンダーに勝てる。勿論HDタラプサンダーなどには勝てないがそれ以外のサンダーには全てに五分以上で戦えるためこれは強いサンダーとする。と、言った具合で強いポケモンの型を決める。

この段階だけ少々シミュレーションが必要となる。ただ答えは無いので各々好きな塩梅で設定して良い。

3~4匹の強いポケモンを探し終えたらその3匹で選出した時にきちんと戦えるかを考える。極端なタイプ被りなどは避けるが1番大事なのは「ダイマックス」を有効に使えるか。選出するポケモン3匹とも「ダイマックスが必要不可欠なポケモン」であれば1匹しか活躍することができない。こうなってしまった場合はダイマックスをしないで100%の出力を出してくれるポケモンを考えたりする。

 

続きはまた今度。

 

オチは、ラムのみが弱いアイテム、明確な耐久調整より総合耐久指数といった話になるはず。