【はじめに】
こんにちは。たかきおすです。今回は久しぶりに自分の好きなポケモンを軸にして構築を組んでみました。並びは以下の物となります。
では、解説にはいります。
【概要】
シーズン4終了時「S4使用構築 対面マンダマンムー:賢い可愛い - ブロマガ」の構築が紹介され、そのパーティのQRがとても高い勝率を誇っていたことから対面構築のアーキタイプとしてこの構築が、特に「ミミッキュ+ポリゴン2+キノガッサ」の対面的な並びが蔓延することが予想された。これが正しければハッサムの通りが良くなると考えていた時に故人が構築案を持っていたため譲り受けた。普段であれば自分の手を加えずに使うのだが、今回は自分がメガハッサムの扱いに長けている自信があったため自分が使いやすい形に組み上げた。
構築の主軸はメガハッサムの性質上完成度が高い積みサイクルを据えたかったため、ますたーさんが使用した構築*1をベースにした。そのため構築の中身だけでなく細かい部分も参考にする場合はますたーさんの記事も合わせて参考にするのを推奨する。
メガバシャーモの枠はそのままハッサムを当てはめ、ミミッキュは汎用性が高い「フェアリーZ」持たせた型を採用した。
カプ・レヒレの枠はZを使わずに相手に圧力をかけられ、相手のカバルドンを抑制しつつこちらのカバルドンを展開しやすくハッサムとも相性が良いゲッコウガを採用した。
【個体紹介】
カバルドン@ラムのみ
215(252)-132-138-x-136(252)-67(4)
じしん / ステルスロック / あくび / ふきとばし
本構築において選出率が一番高いポケモンにして一番欠かせないポケモンとなった。基本的には初手で投げ起点を作る動きをしていたため、初手のキノガッサに対しても動けるように「ラムのみ」を採用した。勿論「あくび」のミラーを制することもできる。
ただし、相手の並びによっては初手にミミッキュを投げたり、ボーマンダを絡めることがあった。
また、このポケモンには相手のボーマンダを流してもらった。メガハッサムの性質上どうしても相手のボーマンダの「いかく」が障壁になってしまい対面から物理技を耐えても返しで倒せないケースが発生してしまった。そこで相手のボーマンダを一度流してからメガハッサムで起点にするといった動きを可能にした。
メガハッサム
146(4)-222(252)-160-x-120-127(252)
バレットパンチ / どろぼう / ばかぢから / つるぎのまい
本構築のエース。範囲が広い「つるぎのまい」+「バレットパンチ」+「悪技」をベースに今回はポリゴン2やナットレイを始めとした耐久ポケモンを葬ることができる「ばかぢから」を採用した。今回はギルガルドとメタグロスを意識して「はたきおとす」ではなく「どろぼう」を採用した。
メガハッサムの性質上「先制技」を軸にして戦う事により「トリックルーム」を用いて切り返しを行う構築に対してはめっぽう強いため、ボーマンダとの完全な棲み分けが可能になった。
ミミッキュ@フェアリーZ
149(148)-152(228)-117(132)-x-125-116
じゃれつく / かげうち / のろい / つるぎのまい
一世を風靡しているミミッキュ。基本的には「フェアリーZ」+「かげうち」で相手を落とす動きをする。前述のようにこのポケモンからゲームを始めることが多々あった。このポケモンは何をさせても強く、対面的な動きをさせたりギミックを破壊したり、ポリゴンZと同時に選出した際も最低限の仕事をして自主退場できるため裏のハッサムやボーマンダの起点作成にかなり役立った。
Aを削って耐久に振ることを考えたがカプ・コケコやメガルカリオに対して打点を取れず「かげうち」に対する引きの選択肢を取らせたくないためこの配分を用いた。
181(84)-191(204)-151(4)-x-112(12)-182(204)
すてみタックル / じしん / ストーンエッジ / りゅうのまい
ハッサムの裏に置くポリゴンZと相性が良いメガボーマンダ。ジャローダを抜くために素早さに補正をかけた。今回は試験的に「ストーンエッジ」を採用した。「みがわり」に関してだが現在の「みがわり」の採用率、及びそれを考慮した動きが定石となっているのであれば機能する場面はあまり無いと判断し、そうであれば範囲を広げるのが得策ではないかと考えこのような構成になった。「ストーンエッジ」は相手のボルトロスやヒートロトムに対して良く機能したたがやはり命中不安であるためなるべく撃たないプレイングを心がけた。
ポリゴンZ@ノーマルZ
175(116)-x-115(196)-170-95-135(196)
10まんボルト / れいとうビーム / みがわり / テクスチャー
ハッサムとボーマンダが止まるポケモンを起点にできるポケモンであり、このポケモンが止まるポケモンはハッサムとボーマンダで起点にできる。このことからかなり完成度が高い積サイクルを形成することができる。
従来のこの手の構築は相手のマンムーを見た際にこのポケモンの選出が躊躇われることに悩まされた。しかし、ハッサムを採用することでこのポケモンが苦手な「マンムー」や「ポリゴン2」、「ミミッキュ」で止まることがあっても後続のハッサムで起点にすることができた。
本構築は「ポリゴンZが止まる選出をされたらハッサムが通り、ハッサムが通らない選出をされたのであれば即ちポリゴンZが止まらない選出をしなければいけない状態」を選出画面で作り出しており、場合によってはそれをボーマンダで行う事ができる構築となっている。
よって負けた試合はこのような「4枠選出*2」を強制することができない並びであることが多く、このポケモンの活躍度合いがこのパーティの勝率に直結する可能性が極めて高いと考えている。
ゲッコウガ@いのちのたま
147-x-88(4)-155(252)-91-191(252)
れいとうビーム / じんつうりき / めざめるパワー(電) / みずしゅりけん
ゲッコウガはSnow Partyさんのブログ*3を参考にした。特定の構築と戦う際にステルスロックを撒く必要がないと感じた機会があったため、カバルドンでは無くもう1匹崩しを行えるポケモンを選出したほうが勝ちやすいと判断した。よって「メガ + Z + ゲッコウガ」のような選出をすることが多かった。
「じんつうりき」は半ば試験的に採用してみたが、バシャーモの処理ルートになり得たり「ブルルドヒドイデ」を壊すことができたりしたためとても面白い性能があると感じた。
少々特殊な技構成となっているため「このポケモンで抜ききる」のではなく役割破壊といった形でハッサムやボーマンダを通すため「相手のサイクルに穴を開ける」ことを目的とした運用が主であった。
勿論、カバルドンの「ステルスロック」とこのポケモンの相性も良いためこのポケモンでのスイープをゴールとしたゲームを行うこともいくつかあった。
【結果】
シングル厨9位タイ
【感想】
シングル厨で応援してくださった方、対戦して下さった方、ありがとうございました。
久しぶりに好きなポケモンを軸に構築を組んでみました。自分が好きなポケモンで組んだ構築は愛着があり、引き続き使いたいとは思いましたが、ポリゴン2側もめざ炎を持つなどの対策を立てていることからこの構築に限界を感じ公開という形に至りました。
好きなポケモンと戦えた嬉しさの反面、高KPポケモンの対応範囲の広さに屈し涙を飲む形で構築を解散しなければならず悔しい思いをしています。
誰かがこの構築を開拓する際には応援しますので、質問等ありましたらブログのコメントにて受け付けます。
個人的にはゲッコウガの枠が怪しいためもう少しカバルドンを動かしやすくできるポケモンに入れ替えると良いと思われます。
ついでに受けループを崩せるようにするとなお良しです。
久しぶりに心から楽しい対戦をすることができました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【Special Thanks】
・ずっと応援してくれたかみも君
・プレイングの指導をしていただいたジェットさん
・構築あげますbot
・参考にさせていただいた構築記事の執筆者の方々