【 ORASシングル S17 使用構築 】 氷空は蒼、大地は桜

【はじめに】

S17終盤で使った構築の紹介。レートが終わった後も色々な大会で使った。
我ながら良い感じに仕上がったと思っている。

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【構築の経緯】

まず、ガルゲン2強環境とクレセリアウルガモスの増加を見てバトンタッチを所持したアタッカーのメガバシャーモを使いたいなと感じそこからスタートした。加えてオフで使って気に入ったとつげきチョッキを持った霊獣ボルトロスも使いたかったためこの2匹を軸としたパーティを組むことにした。
この2匹ではバシャーモが呼ぶクレセリアを崩せないためハッサムを採用した。そしてパーティに対面操作技が多く、無償降臨から強力な一貫を取りやすいポケモンを考えたところ、バシャーモが得意なポケモンを誘いやすく、ハッサムや霊獣ボルトロスと補完が取れており、使い慣れてる安心感があるラティオスを採用した。
そして、バシャーモだけでは対ガルーラが心配であった事、構築で重たいファイアローに対する引き先、かつバシャーモのバトン先として優秀なゴツゴツメットを所持したねむねごスイクンを採用した。
残りはストッパーであり、構築で重ためのゲッコウガを誤魔化すことができる陽気のこだわりスカーフを持ったガブリアスを採用した。

 

【個体紹介】

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バシャーモバシャーモナイト
かそく → かそく
155-189-90-*-91-132
155-233-100-*-101-152
フレアドライブ / とびひざげり / バトンタッチ / まもる
環境に多いメガ進化ポケモンと殴り合って一番勝てそうだったため、この構築のスタートとして採用した。相手にクレセリアが存在していながら選出したい場合などはハッサムと同時選出し、対戦中にどちらをメガ進化させるか考えていた。 メガ進化しなくても最低限戦えるためハッサムとの同時選出をしやすく、単体性能が非常に高い上にバトンタッチで対面操作や後続の強化もできるため積極的に選出した。
選出してもメガ進化しないケースがかなり考えられることから、メガ進化前の特性は猛火ではなく加速を選択した。

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霊獣ボルトロスとつげきチョッキ
ちくでん
171-*-91-203-101-147
10まんボルト / めざめるパワー(氷) / きあいだま / ボルトチェンジ
かなりSを上げたチョッキレボルトを採用した。上記のバシャーモと相性がとても良く一緒に選出することが多かった。火力が乏しい特殊ポケモンと適当に撃ちあっても勝てたり、気合い玉もあることから水ロトム+ナットレイ+ファイアローのようなパーティには積極的に投げていった。この構築のポケモンが全体的に呼びやすいボルトロスから相手のパーティを崩すことができたため、この構築にはよく合っていた。
調整はrushさんの物を勝手に拝借した。*1

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ハッサムハッサムナイト
テクニシャン → テクニシャン
177-176-133-*-110-85
177-198-173-*-130-95
バレットパンチ / とんぼがえり / つるぎのまい / はねやすめ
表選出のバシャーモの補完でありながら、裏選出のメガ進化ポケモンとしても活躍するポケモンとして採用した。そのことから、主軸ではないが選出率がバシャーモより高かった。バシャーモとの同時選出をした機会が何度かあったが詳細は後述。

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ラティオス@こだわりメガネ
ふゆう
155-*-101-182-130-178
りゅうせいぐん / サイコキネシス / なみのり / 10まんボルト
基本的にはハッサムとセットで選出し、ボーマンダルカリオ軸はこのポケモンで崩した。リザードンボーマンダルカリオなどを意識しつつ一貫を取った際の圧力を評価したためサイコショックではなくサイコキネシスを採用した。
耐久に振ることも考えたが、最速が欲しかったのと、相手の無理な後出しを許したくないこともありCS極振りとした。そのことからゲンガーとの対面は極力作らないように立ち回る必要があったが、バシャ+レボルトの並びがゲンガーに対して強かったため窮屈に感じることは無かったし、そもそも上から一貫を取って圧力をかけるのが仕事だったため極振りが生きた場面はいくつか見受けられた。

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スイクンゴツゴツメット
プレッシャー
207-*-183-111-135-105
ねっとう / ねごと / リフレクター / ねむる
吠えるではなくリフレクターを採用したゾンビスイクンである。バシャーモのバトン先としても優秀で、ガルガブの上から制圧することも多々あった。寝言の枠はどくどくや冷凍ビームの採用が考えられるが、それらの技を撃つ相手はだいたいハッサムで見られることに加え、ガルガブと重ねられた選出に対してもスイクンで詰めていけるよう寝言を選択した。
採用当初、寝言は運の要素が強いように思えたが、勝試合が無くなるよりかは負試合が勝試合になることが多く、こちら側がストレスを抱えることはあまりなかった。

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ガブリアスこだわりスカーフ
さめはだ
183-182-116-*-105-169
げきりん / じしん / いわなだれ / ほのおのキバ
ストッパーとしての採用。重たくなりがちなゲッコウガに対するポケモンとしても活躍したりとこのパーティの補完としてかなり頑張ってくれた。
逆鱗と地震は確定であと2枠だが、ナットを嫌っての炎牙、ガッサ意識の寝言、バトン以外のS操作の必要性を感じなかったため岩石ではなくいわなだれから考えた。最終的にはナットを嫌っての炎牙と、ガブの逆鱗+メガハッサムのバレパンで流行っていたB振りウルガモスを落とせないことが分かったため岩雪崩を採用した。

【選出】

おおよそだが選出率は、
f:id:kiossamu:20160211015259p:plain f:id:kiossamu:20160717210219p:plain 両者とも7割程度で、僅差でスイクンの方が高かった。
f:id:kiossamu:20160614211209p:plain f:id:kiossamu:20160703215810p:plain ハッサムが6割、バシャが4割程だった。

f:id:kiossamu:20160116191400p:plain f:id:kiossamu:20160116191353p:plain 両者とも3割程度で、僅差でラティの方が高かった。

 

選出パターンが大まかに分けて4つ程。

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このパーティの基本選出である。選出に迷ったらこれか3番目の選出をした。クレセリアがいないガルーラ入りのパーティにはこの選出をすることが多かった。


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メガ枠同時選出。ガルーラ+クレセリアに対しての選出はこれだった。炎枠に合わせて3匹目は入れ替えていた。どちらがメガ進化するかだが、基本的にスイクンが役割集中で倒されそうな場合や、ガブリアスに対するクッションが欲しい場合はハッサムがメガ進化した。


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対受けループ、マンダマンムー、カバ展開、ルカリオ入りサイクルなどに対しての選出はこれだった。

 【意識したこと】
バシャーモを使うとどうしても択が発生してしまいがちであることから、ギルガルドゲッコウガバシャーモなどはメガバシャーモで相手をしようとせずなるべく別のポケモンで見ていた。守るを持つことが多いヒードランもラティやスイクンで相手をすることを心がけた。

 

【結果】

最高レート 2078       (S17)

第1回ダンボール杯 優勝(28人) 

第4回ダンボール杯 優勝(46人) 

22杯 3勝3敗